初上映のときのこと

この映画、実は昨年の秋に、静岡県藤枝市で行われた“志太お茶の香演劇祭2009~小川国夫氏追悼公演”で初上映されました。
この演劇祭は、地域の知的財産をテーマに、複数団体が、演劇やパフォーマンスを競演するという催し。
第一回目は「お茶」がテーマ、第2回目は、焼津にゆかりのあった「小泉八雲」、そして昨年秋は第三回目で、テーマは「小川国夫文学」なのでした。
初上映の時は、なんとタイトルは「小川国夫映画館~藤枝のジャンギャバン」烈
これは昔、小川氏が、独特のユーモアで、自分でおっしゃっていたのか、他人から言われたのか定かではないですが、「藤枝のジャンギャバン」と言われていたところから引用。
他にも「○○の○○」という、例えた言い方はあったようです。
小川氏は、ルイジューベなどが出ているフランス・パリの映画がお好きだったように記憶しています。
「昔の映画は白黒だけど、その黒や白が何色か、わかるように工夫されている」というようなことをおっしゃっていたような。
たしかに。
白黒、という制約の中での技術、花の色、服の色、顔色、建物の色、それがどんな質感でどんな色なのか、今でこそ、狙いなども含め当たり前の情報として画面で色を認識してますし、白黒も色として認識してますが・・・、そういえばそうだった、、
より選択肢の広がった今は、ほんとに色んなことが可能になりましたネ、しみじみ。
蛇口をひねれば水が出る生活。
・・・脱線したところで話を戻すと、初上映のときとは、タイトルが変わり、上映順が変わり、エンディングに音楽が入ったり、編集が少し変わったり、と、今回のロードショーでは、映画としてより整えております。どうぞお楽しみに!
“志太お茶の香演劇祭2009のチラシ”
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